「受験の感想とアドバイス」
令和6年3月卒業
進学先:九州工業大学 工学部 工学3類
系列:自然科学系列
私は電子機器に関心があり、現在の高齢化の影響もあり、高齢者の生活を手助けできる電子機器の開発に携わりたいと考えていたこと、また、大学生活にかかる費用をなるべく少なくするために、実家から通うことができる国公立大学に進学したかったということ、以上2つの理由から九州工業大学を受験することに決めました。
私は学校推薦型選抜Ⅰを受験しました。学校推薦型選抜Ⅰの試験内容は数学・理科の口頭試問、タブレットを用いた英語の試験、主体性等評価書、面接となっています。
まず、数学・理科の口頭試問についてです。口頭試問は全体の配点のうち6割を占めるので最も対策が必要だと思います。私は数学と物理の指導を1ヶ月半ほど前から担当の先生にしていただきました。口頭試問はあまり難しくない問題を早く正確に解く能力が大切だと思います。口頭試問は時間との勝負なので、日々の学習からすべて5分で解ききるつもりで取り組むといいと思います。また、大学の先生は、自分の書いたことや、話したことについて掘り下げて質問されるので、特に物理では日々の指導から何度も突っ込んでもらい鍛えていただきました。
次に英語の試験についてです。英語はセンター試験の過去問から長文や並び替え、適語補充が出題されます。私は英語の先生からセンター試験の過去問をもらってそれを解いて対策しました。英語も時間との勝負になるので速読のトレーニングが必要だと思います。
主体性等評価については、主体性、多様性、協働性の3つの観点から自分の高校生活について文章を書くというものです。私は部活動も生徒会もボランティアもしていなかったので、何も書くことがなく、とても困ったのでな何か一つでもしておくことをおすすめします。
九州工業大学の推薦入試は小論文などがなく、学力を見る試験が多いので、一般入試も受けるつもりでたくさん勉強しないといけないと思います。また、口頭試問の対策はどれだけ頑張っても先生の質問にうまく答えられない日々が続くと思いますが、諦めず乗り越えてください。